ロック問題への対処法は、利用しているOS環境によって微妙に異なる。Appleが提供するiOSと、Googleが展開するAndroidでは、モバイルアプリケーションに与えられている権限構造が根本的に違うからだ。
iOSの場合、アプリ固有のデータ空間が厳格に分離(サンドボックス化)されているため、外部ツールからパスコードファイルを書き換えるといった操作は完全に遮断される。パスコードを忘れて生体認証も使えない場合は、一度アプリを削除して再インストールする以外の選択肢が実質的に存在しない。
対するAndroid環境でも最新バージョンでは同様の厳しい制限が課されているが、一部のファイル管理権限やSDカードへの自動バックアップ設定によっては、移行データの救出が可能なケースも稀に存在する。ただし、どちらのOSであっても「暗証番号の直接解読」は不可能でするべきではない。