もののけ姫タタリ神の正体と呪いの結末!ナゴの守・乙事主の悲劇を徹底解説

もののけ姫タタリ神の正体と呪いの結末!ナゴの守・乙事主の悲劇を徹底解説

もののけ姫タタリ神の正体と呪いの結末!ナゴの守・乙事主の悲劇を徹底解説に関する深掘り解説を丁寧に解説いたします。

タタリ神の不気味さと神々しさを決定づけたのは、昭和を代表する名優たちによる圧倒的な演技力と音響設計です。

冒頭のナゴの守を演じたのは、映画『日本のいちばん長い日』などで知られる名優・佐藤允(さとう まこと)氏。「汚らわしい人間どもよ。我が苦しみと怒りを知るがよい…」という低く唸るような呪詛のセリフは、エフェクト加工と相まって、怨念の深さを観客の脳裏に焼き付けました。

一方、終盤の乙事主を演じたのは日本演劇界の至宝・森繁久彌(もりしげ ひさや)氏です。当時すでに高齢で体調も万全ではなかった森繁氏ですが、スタジオに入ると凄まじい気迫を発揮。宮崎監督の「言葉にならない、神の断末魔を」という要求に対し、血を吐くような唸り声と悲痛な叫びを披露しました。タタリ神と化す瞬間の「うおおおお」という狂気と絶望に満ちた咆哮は、演技を超えた魂の叫びとして今なお語り草となっています。

また、ドロドロの触手が動く際の「ジュルジュル」「ピチャピチャ」という生理的嫌悪感を煽る効果音には、生の動物の肉や粘土、特殊な液体を複雑に擦り合わせたサウンドデザインが施されており、視覚と聴覚の双方から「神の死と腐敗」を表現しています。

林 結菜
著者

林 結菜

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。