日本の英語教育では、単語の意味と訳語を一対一で暗記させる傾向が強い。しかし、語学教育の現場とネイティブのリアルな英会話の間には、無視できないギャップが存在する。
最たる例が「提案に対する回答としての Maybe」だ。相手からの誘いに対して「Maybe」とだけ答えた場合、ネイティブの耳には「9割方行かないだろうな」という遠回しな拒絶(Soft No)として届くことが多い。はっきり断るのを避ける日本人の文化的感覚に似ているが、ニュアンスの解釈を誤ると「行くと言っていたのに来なかった」といったトラブルを引き起こしかねない。
逆に、語気を強めて「MAYBE!」と返答すれば、「当たり前だろ!」という皮肉や強調の意味を帯びることもある。言葉そのものの意味以上に、会話のコンテキストとイントネーションが支配的な役割を果たすのだ。