今、最も熱い視線が注がれているのが臨海部の一大拠点づくりだ。新港突堤エリアで着々と形になりつつある神戸アリーナプロジェクトは、単なる大型イベント施設の建設にとどまらない。神戸ウォーターフロント再開発の核として、港の風景そのものを一変させようとしている。
1万人以上を収容する次世代型アリーナの存在は、臨海部の回遊性を飛躍的に高める戦略的拠点だ。しかし、華やかな完成予想図の裏側には、周辺道路の慢性的な渋滞対策や、旧来の商業エリアとの回遊動線確保といったシビアな課題が横たわる。事業主体と地域住民、双方の思惑が交錯する現場のリアルを追った。