ネット上の掲示板やサッカー系コミュニティにおいて長年議論されているのが、「U-15生田が1軍で、U-15等々力は実質的な2軍ではないか」という階層化の噂です。結論から言えば、この言説は実態を正しく捉えていません。
確かに発足当初は、旧U-15のチーム枠と所属リーグ(関東ユースサッカーリーグ1部)を引き継いだ生田が先行し、等々力は県リーグからスタートした経緯があります。そのため「生田がトップ、等々力がセカンド」という先入観が一部で定着しました。
しかし、クラブが意図した2チーム制の本質は、優秀なタレントを「補欠」としてベンチに塩漬けにするのではなく、「全員に公式戦のフルタイム出場機会を与えること」にあります。従来の1チーム体制では、1学年20名程度のうち公式戦に出場できるのは11名〜14名程度に限られ、残りの選手は出場機会を求めて伸び悩むリスクがありました。
等々力も着実にカテゴリー昇格を果たし、現在では生田と等々力の間で定期的なトレーニングマッチや選手の入れ替え、合同スカウティングが日常的に実施されています。事実、等々力からU-18への昇格を果たす選手がコンスタントに出ており、トップチームのスカウト陣も両チームを同等の重要拠点をみなしてチェックを続けています。居住地域や通学経路の利便性に応じてチームが割り振られるケースも多く、「等々力だから格下」という単純な優劣関係は過去のものとなっています。