都内の大手美容皮膚科で日々カウンセリングを担当する現役看護師は、現場の実情について次のように語ります。
「施術後の再診で『毛嚢炎が大量にできた』『肌がぶつぶつして痛い』と来院される患者様を診察すると、高確率で毛穴にピンセットで引っ掻いたような細かい傷跡が見つかります。問診すると『お風呂でスルスル抜けるのが楽しくて、つい全身の毛を引っ張ってしまった』と白状される方が後を絶ちません。照射直後の肌は砂漠のように乾燥しており、そこにピンセットの摩擦が加われば感染を起こすのは必然です」
また、ウェブ上の体験談や知恵袋等のコミュニティでも、後悔の念を綴る投稿が散見されます。
「VIOの毛が面白いくらい抜けるので、テレビを見ながら全部抜いてしまった。数日後に信じられない数の白ニキビ(毛嚢炎)ができて激痛で座れなくなり、クリニックで抗生剤を処方してもらう羽目になった」(20代女性・会社員)
「ヒゲ脱毛のあと、中途半端に残ったヒゲを毛抜きで抜いていたら埋没毛だらけになり、肌が黒ずんで汚くなってしまった。看護師さんから『毛根がなくなっているから次回照射しても意味がない』と叱られ、コース期間を延長することになった」(30代男性・公務員)
このように、「抜く瞬間の刹那的な快感」と引き換えに支払う代償はあまりにも大きく、時間的にも金銭的にも大きな損失を生み出しています。