抗加齢医学の第一人者である白澤卓二医師は、脳のパフォーマンス向上と認知機能の維持において「油の質」こそが最優先事項であると繰り返し指摘する。脳の約60%は脂質で構成されており、粗悪な油を摂り続ければ脳細胞の膜構造そのものが粗雑になるという。白澤医師は特に、遮光瓶に入ったコールドプレス(低温圧搾)の亜麻仁油を毎朝新鮮な状態で摂る習慣を推奨している。
また、脂質研究の最前線に立つ日本脂質栄養学会の提言でも、現代人が陥りがちなオメガ6(リノール酸)過剰摂取への警鐘と、オメガ3およびオメガ9の適切なバランス摂取が強調されている。インターネットやYouTube上には「この油さえ摂れば病気が治る」といった過激で科学的根拠を欠く動画が氾濫しているが、学術団体や専門医が提示する臨床エビデンスに基づき、ボトル裏面の原材料表示や圧搾法を冷静に見極める眼力が必要だ。