こうした急激な天候変化に対抗するため、静岡市と民間気象企業がタッグを組み、2026年春から新たな次世代レーダーネットワークを本格稼働させた。従来の雨雲レーダーでは捉えきれなかった「メソスケール(数キロ単位)」の発達予兆を、AI解析によってリアルタイムで検知する仕組みだ。
スマートフォンへ届く通知精度は格段に向上した。「あと10分後に葵区役所周辺で強雨」といった極めてピンポイントな予測が可能になり、外出中の市民やドライバーの行動判断を助けている。
しかし、テクノロジーが万能というわけではない。突風や落雷を伴うダウンバースト現象は依然として予測が困難であり、最終的には一人ひとりの「状況判断力」が問われる場面も多い。