偽画像が瞬く間に世界中へ拡散する背景には、グローバルなプラットフォームの存在がある。X(旧Twitter)のインプレッション収益化システムや、YouTube上のゴシップ系動画、さらには米国の掲示板サイトRedditなどのコミュニティにおいて、アルゴリズムの隙を突いた拡散が続いている。
近年制作されたディープフェイク検証ドキュメンタリー番組の調査によると、一度SNS上に投稿された合成画像は、自動ボットや海外の転載アカウントによって数時間以内に数百ものミラーサイトへ複製されるという。閲覧者が「偽物だ」と指摘するコメントを残すこと自体がエンゲージメントを高め、結果としてさらに多くのユーザーのタイムラインに表示されるという皮肉な構造が指摘されている。