ここで改めて鶴竜親方の輝かしい経歴を振り返ると、その道のりは決して平坦なものではありませんでした。2001年の初土俵以来、細身の体躯から地道な稽古を重ねて技能賞を多数獲得。2014年春場所後に第71代横綱に昇進し、通算で幕内最高優勝6回を数える大横綱へと登りつめました。
新型コロナウイルスの影響で延期を余儀なくされていた鶴竜親方の断髪式は、2026年6月に両国国技館で盛大に執り行われました。白鵬(現・宮城野親方)をはじめとする多くの関係者やファンが見守る中、トレードマークだった大銀杏に鋏が入れられた瞬間は、多くの相撲ファンの涙を誘いました。この感動的な節目を経て、彼は指導者としての第二の相撲人生へと力強く踏み出したのです。