ネット検索の関連ワードとして頻繁に浮上する「中村獅童 息子 病気 手」。一部の掲示板やSNSでは根拠のない憶測が飛び交った時期もありましたが、この真相は父である獅童自身が公の記者会見およびドキュメンタリー番組において、誠実に語った事実に基づいています。
病気の当事者は、三男の夏幹くんです。夏幹くんは誕生時、両手の小指に先天性の形成不全(指が欠損している状態、あるいは小指の骨が癒合している状態)を抱えて生まれてきました。
会見で獅童は、当時の葛藤について赤裸々に語っています。
「生まれた瞬間、医師から告げられたときは頭が真っ白になりました。歌舞伎は手先、指先の一つひとつにまで感情を込める繊細な芸です。この子が将来、役者を志したときに傷つくのではないか、舞台に立てるのだろうかと、妻の沙織とともに夜も眠れず泣き明かしました」
その後、専門医による形成手術と地道なリハビリを受け、日常生活だけでなく、扇子を握る、見得を切るといった舞台上の所作にも支障がない状態まで回復を果たしました。
あえてこの事実を公表した背景には、「世の中には様々な身体的特徴やハンディキャップを持って生まれてくる子どもたちがいる。それを隠すのではなく、堂々と舞台に立って輝く姿を見せることで、同じ境遇にある子どもやその親御さんに少しでも勇気を届けたい」という獅童夫妻の強い信念がありました。この潔く愛情に満ちた告白は、世間から大きな称賛と共感を呼ぶ結果となったのです。