陸上自衛隊伊丹駐屯地の歴史と役割を紐解くと、1951年(昭和26年)の警察予備隊伊丹訓練所開設にまで遡ります。その後、保安隊を経て1954年の陸上自衛隊発足に伴い伊丹駐屯地となり、1960年には中部方面総監部が開設されました。
阪神・淡路大震災(1995年)では、被災地直近の司令部として大規模な災害派遣の統合指揮を執り、2026年の能登半島地震においても中部方面隊が総力を挙げた救援・復旧作戦の中核を担いました。有事における国土防衛のみならず、南海トラフ巨大地震などの大規模広域災害が懸念されるなか、伊丹駐屯地が担う指揮統制機能の重みは年々増しています。
現在配備されている部隊配置は、総監部をはじめ、中部方面システム通信群、中部方面情報隊、中部方面音楽隊、第301保安警務中隊など、作戦指揮を多角的に支える高度な専門部隊で構成されています。