大人向けの手書き文字講座や漢字書き順クイズで最も正答率が落ちるのが、この「縦棒と横線のどちらを先に書くべきか」という疑問です。書間違いやすい書き順のパターンを分類すると、主に次の3つのトラップに集約されます。
① 中央の縦棒を1画目に書いてしまうミス
「中」や「十」のイメージに引っ張られ、中央の縦棒を最初に引いてから横線を何本も重ねていくケースです。これをやってしまうと、最上部の横線と縦棒のバランスが狂い、頭でっかちで不安定な文字になってしまいます。
② すべての横線を書いてから縦棒を一気に貫くミス
横線を5本まとめて引き、最後に縦棒を上から突き刺すように一気に引く書き方です。一見効率的に見えますが、行書や草書への運筆連綿が成立しなくなり、毛筆硬筆の現場では厳しく減点対象となります。
③ 総画数を「9画」と数え間違えるミス
上部の横線(全5本)の本数を見失い、4本しか引かずに下の「日」へ移行してしまうパターンです。書の画数と部首を正確に把握していないと、公用文書や試験での失点につながります。