ネット上の口コミや旅行計画コミュニティを観察すると、愛知県陶磁美術館をめぐって初心者が陥りがちな「2つの重大な誤解」が見受けられます。
第1の誤解は、「瀬戸市街地(尾張瀬戸駅周辺)の近くにある」という勘違いです。施設名に「瀬戸市」と付くため、名鉄瀬戸線の終点・尾張瀬戸駅周辺の商店街や窯元群のすぐそばにあると思われがちですが、実際の所在地は瀬戸市南山口町。名古屋駅方面から向かう場合のベストルートは、地下鉄東山線「藤が丘駅」から東部丘陵線(リニモ)に乗り換え、「陶磁資料館南駅」で下車するルート(徒歩約600メートル)です。尾張瀬戸駅から向かおうとするとバスの本数が限られており、移動に大幅なロスが生じるため注意しなければなりません。
第2の盲点は、隣接するジブリパーク(愛・地球博記念公園駅)との位置関係です。駅としてはわずか1駅、直線距離にして2キロ足らずの距離にあるため、「徒歩で簡単にハシゴできる」と考える人が後を絶ちません。しかし、陶磁美術館の敷地自体が丘陵地に広がる広大な緑地公園であり、駅からのアプローチも含めると起伏があります。展示鑑賞、陶芸体験、さらに庭園散策まで含めた標準的な所要時間は半日(約3〜4時間)。ジブリパークのメインエリアと同日に詰め込むと、足腰の疲労と時間不足でどちらも中途半端になりかねません。