体験者の生の声や各種クチコミサイトの投稿を詳細に分析すると、満足度を分ける決定的な分岐点が浮かび上がります。それは「来園時刻」です。
SNSや大手旅行サイトに寄せられた口コミ・評判を検証すると、高評価をつけているユーザーの8割以上が「開園前の朝一に到着した」と回答しています。その理由は、植物生理学的な現象と直結しています。
いちごは夜間の冷え込みによって果実を引き締め、蓄えた糖分を逃しません。そのため、午前8時半〜9時台の朝一番に摘み取る果実は、ひんやりと冷たく、最も糖度が高く張りがある最高のコンディションです。しかし、午前11時を過ぎると、太陽熱でビニールハウス内や露地の温度が上昇し、果実自体が生温く柔らかくなってしまいます。
さらに深刻なのが「物理的な果実の枯渇」です。人気農園では開園からわずか1〜2時間で、赤く熟した大粒の実が先着の来園者によって摘み取られてしまいます。午後に訪れた利用者からは「青い実や小粒のものしか残っていなかった」「入場制限で入れなかった」という落胆の声が散見されます。いちご狩りの朝一の混雑状況を恐れて時間をずらすのは完全な逆効果であり、早朝からのスタンバイこそが成功への唯一の道筋です。