日本のプレート4枚が交差する境界の真実!地震多発の仕組みと最新研究の全貌を詳しく解説してご紹介します。
地下深くで発生する地震エネルギーの源泉泉流は、海洋プレートが陸のプレートの下へ潜り込む「沈み込み速度」とその固着状態にあります。国土地理院や海上保安庁が公表する最新の測地観測データを整理すると、境界ごとに異なるダイナミズムが浮き彫りになります。
プレート境界・沈み込み帯沈み込み速度(目安)主な想定地震・規模観測データに基づく現況評価南海トラフ
(フィリピン海 ➔ ユーラシア)年間約3〜5cm
(北西方向)南海トラフ巨大地震
(M8〜M9クラス)広範囲で強固な固着(歪み蓄積)を確認。深部スロースリップの定常発生を観測。日本海溝・千島海溝
(太平洋 ➔ 北米)年間約8〜9cm
(西北西方向)日本海溝・千島海溝沿い地震
(M7〜M9クラス)東北地方太平洋沖地震以降、プレート境界面の再固着と余効変動が複雑に継続。相模トラフ
(フィリピン海 ➔ 北米)年間約2〜4cm
(北北西方向)関東大震災タイプ(大正型)
(M8クラス)房総半島沖で定期的なスロースリップが発生。プレート境界の歪み蓄積が進行中。フォッサマグナ西縁
(ユーラシア ↔ 北米境界部)年間数mm〜1cm
(東西短縮変形)内陸直下型地震・活断層地震
(M7クラス)内陸部で東西からの強い圧縮応力を受ける「ひずみ集中帯」を形成。
太平洋プレートは世界でもトップクラスの速さである年間約8〜9cm(100年間で8〜9メートル)ものペースで日本列島の下へ突き進んでいます。南から北西方向へ進むフィリピン海プレートも年間約3〜5cmの速度で沈み込んでおり、この2つの巨大な海側プレートが巨大なベルトコンベヤーのように日本列島を両側から押し縮めている事実が、地震多発の最大の原動力です。