カタカナ語として定着した「コレオ」は、英語の「Choreography(コレオグラフィー)」を短縮した略語表現です。一般的には「ダンスの振付」「舞踊の構成」と訳されます。
その語源を遡ると、古代ギリシャ語で「円舞・踊り」を意味する「choreia(コレア)」と、「書くこと・記録・描写」を意味する「graphia(グラフィア)」が結合して生まれた言葉です。17世紀から18世紀のヨーロッパ宮廷舞踊において、複雑なステップやダンサーの動線を記号や図面で紙に記録する「舞踊記譜法」がコレオグラフィーの原型でした。単に手足を動かすことだけでなく、「舞台空間全体の時間と配置を緻密に設計・記録する行為」こそが、この言葉の根源的な意味です。
日常会話やエンタメ業界では、さらに派生語として振付を担当するクリエイターを指す「Choreographer(コレオグラファー)」や、振付を制作する動詞的用法としての「コレオする」といった表現も広く使われています。