父・土萠教授によって体内に埋め込まれた異界の受胎卵は、やがて邪悪な意識体「ミストレス9(沈黙のメシア)」として急速に成長を遂げます。ほたるの自我は激しい頭痛と人格の乗っ取りに苛まれ、周囲の人間を無意識に攻撃してしまう自己不信に苦しめられていました。
学園でも「気味が悪い」と孤立していたほたるに、唯一偏見なく飛び込んできたのがちびうさでした。公園で発作を起こしたほたるを介抱し、無条件の好意を向けたちびうさの存在は、ほたるにとって人生で初めて触れた「無償の愛」そのものでした。
物語のクライマックスにおいて、ミストレス9は完全復活を果たすため、ちびうさの「ピュアな心(原作ではシルバー・クリスタル)」を強奪。ほたるの肉体を完全に支配し、破滅の魔女として姿を現します。しかし、肉体を乗っ取られ意識の深淵に沈みながらも、ほたるの魂はちびうさを守るために抵抗を続けました。ちびうさの温もりと友情が、悪魔の支配を内側から食い破るエネルギーとなり、邪悪な器を破壊して真の守護戦士セーラーサターンとしての覚醒を呼び覚ましたのです。