SNSや知恵袋などのコミュニティでも頻繁に相談が寄せられるのが、「くしゃみをした拍子にご飯粒や麺類が鼻の奥に入り、張り付いて取れなくなった」というトラブルです。この状態は、軟口蓋の裏側にあたる上咽頭の粘膜のヒダに異物が引っかかっている状態です。
やってはいけないNG対処法
- 指や綿棒を奥まで突っ込む:デリケートな粘膜を傷つけて出血したり、炎症を引き起こす原因になります。
- 無理に激しく鼻をすする:気管方向へ異物が落ちて激しくむせたり、耳管を通って中耳炎を誘発する恐れがあります。
推奨される正しい除去ステップ
- 片方の鼻を塞いで優しくかむ:異物が入っている側の鼻腔だけを開け、口から軽く息を吸ってから、フンッと短く前方に息を押し出します。
- 生理食塩水で「鼻うがい(鼻洗浄)」を行う:体温程度に温めた0.9%濃度の食塩水を用いて鼻から流し込み、口から吐き出します。浸透圧の刺激なく上咽頭を洗い流すことができます。
- 唾液を飲み込んで自然排出を待つ:上咽頭の粘膜には線毛運動という自浄作用があり、時間とともに自然と喉側へ流れて食道へ落ちていきます。
数日経っても異物感が消えない場合や、悪臭を伴う鼻汁が出てきた場合は、異物が粘膜に固着して炎症を起こしている可能性があるため、速やかに耳鼻咽喉科を受診してください。