物語の幕開けは唐突だ。韓国の若き女性起業家であり、財閥令嬢のユン・セリは、自社製品のテスト飛行中に予想外の竜巻に巻き込まれる。彼女が目を覚ました場所は、立ち入り禁止のDMZ(非武装地帯)だった。そこで彼女を待ち受けていたのが、北朝鮮民警大隊の特務中隊長、リ・ジョンヒョクである。緊迫した対峙。しかし、彼の冷徹な瞳の奥には、どこか不器用な優しさが隠されていた。
セリは逃亡を図るが、誤って北朝鮮側の領土へと迷い込んでしまう。偶然にもジョンヒョクの住む社宅村にたどり着いた彼女を、彼は厳重な監視下に置きつつも、匿うことを決意する。ここから、二人の奇妙で危険な共同生活が始まるのだ。