ネット上の検索サジェスト等において、今なお「七つの大罪 バン 死亡」という不穏なワードが上位に表示されることがあります。これには明確な背景と、読者の誤解を生んだ構造的な理由が存在します。
死亡説が流布した最大の契機は、前述した「不死身の返上」の瞬間にあります。長年「絶対に死なない盾」として戦闘の矢面に立ってきたバンが、生身の人間になった直後、魔神王との総力戦という史上最大の激闘に突入したため、当時の連載読者の間では「このままエレインと相打ち、あるいはメリオダスを救って命を落とすのではないか」という悲哀に満ちた結末が強く予想されたためです。
また、続編『黙示録の四騎士』の連載開始当初、アーサー王の治めるキャメロットと敵対する勢力として他の〈七つの大罪〉メンバーの名前が上がる中、バンの消息や現在の動向が意図的に伏せられていた時期がありました。この情報空白期間に「前作の戦いで既に命を落としたのではないか」という憶測がSNSを中心に一人歩きしたのが、噂の真実です。
結論として、バンは死亡していません。過酷な聖戦を最後まで生き抜き、後述する通りエレインと共に自らの王国を築き上げ、2026年現在の連載ストーリーにおいても屈指の強者として堂々たる存在感を放っています。