SNSや相談掲示板では、「一人暮らしなのに水道代が1ヶ月で5,000円、2ヶ月で1万円を超えてしまった」「心当たりがないのに急に請求額が跳ね上がった」という書き込みが定期的に話題となります。過度な請求が発生する場合、そこには必ず明確な原因が存在します。
一人暮らしの水道代が5,000円を超える原因として頻度の高い4つの要因を検証していきましょう。
第一に確認すべきは、水道料金の計算方法と内訳の仕組みです。水道代は「上水道料金(基本料金+従量料金)」と「下水道使用料」を合算して計算されます。多くの自治体では口径(13mmまたは20mm)ごとに基本料金が設定されており、一定量(基本水量:例として月5〜10立方メートル)を超えると、使用量に応じて1立方メートルあたりの単価が段階的に高くなる「累進課税方式」が採られています。つまり、使いすぎると単価そのものが跳ね上がるため、使用量の増加カーブ以上に金額が急騰する仕組みになっています。
第二の盲点が「目に見えない漏水」です。賃貸物件のトラブルで極めて多いのが、トイレのタンク内部にあるフロート弁の劣化によるチョロチョロ漏水や、給湯器の配管接続部からの水漏れです。少量の漏れであっても24時間30日間連続で流れ続けると、月間10〜20立方メートル以上の無駄な水量となり、数千円規模の料金加算につながります。
第三に、在宅時間の急増や同居人の滞在です。リモートワークへの移行や自炊頻度の増加、パートナーが週末に連泊するようになると、トイレの排水回数や手洗い、シャワーの使用回数が倍増し、従量料金の最も高い区分に達してしまいます。
万が一、使用状況に変化がないにもかかわらず急激に請求が上がった場合は、一人暮らしの漏水確認・メーター確認方法を直ちに実践してください。家屋内のすべての蛇口を完全に閉めた状態で、屋外やパイプシャフト内にある水道メーターを確認します。メーター盤面にある「パイロット」と呼ばれる小さな銀色の星型パーツ(またはデジタル点滅表示)がゆっくりでも回転していれば、宅内のどこかで水漏れが発生している確固たる証拠です。確認でき次第、管理会社や大家へ連絡を入れることで、過払い分の減免申請が受けられるケースもあります。