福島県南会津町は、四方を山に囲まれた自然豊かな豪雪地帯です。この地で生まれた南会津マウンテンブルーイングが多くの人々を引きつけてやまない最大の理由は、仕込み水に使われる極めて清らかな超軟水の伏流水と、醸造家の徹底したクラフトマンシップにあります。
「この土地の水と空気だからこそ表現できる、透明感のあるモルトの輪郭とホップの鮮烈な立ち上がりを追求したい」という醸造現場の哲学のもと、フラッグシップであるIPA(インディア・ペールエール)をはじめ、セゾン、ペールエール、季節限定のフルーツエールなど、多彩なスタイルのビールが日々生み出されています。
福島県内には数多くの地ビール醸造所が存在しますが、南会津マウンテンブルーイングは特にアメリカ西海岸スタイルのホップフォワードな設計と、地域特産の果実やハーブを取り入れた実験的なアプローチが際立ちます。大手メーカーの画一的なラガービールでは味わえない重層的なアロマとキレの良さが、一口飲んだ瞬間にクラフトビールの固定観念を覆すほどのインパクトをもたらしています。