インターネット上の掲示板やSNSでは、今なお「たあ坊は黒歴史として封印された」「キャラクターそのものが廃止になった」という極端な記述が見受けられます。しかし、これらは明確な誤解です。
サンリオは自主回収の当時、たあ坊の存在を否定するのではなく、「表現のブラッシュアップとガイドラインの再整備」を行いました。具体的には、絵本やアニメにおける台詞回しを整理し、誤解を招きやすい過剰な舌足らず描写を自然な子どもの言葉遣いへと改訂。たあ坊のトレードマークである「大きく開いた口」と「明るい笑顔」という基本デザインは変えずに展開を再開しました。
事実、サンリオピューロランド(東京都多摩市)のグリーティングやパレード、公式オンラインショップのラインナップからたあ坊が完全に除外された時期は一度もありません。メディアが「消えた」とセンセーショナルに書き立てた影で、公式はキャラクターの尊厳を守りながら慎重に育成を続けていたのです。