1998年版『GTO』の武蔵野聖林学園2年4組は、今振り返れば日本エンタメ界を牽引するトップランナーたちを輩出した奇跡のキャスティングでした。いじめられっ子の吉川のぼるを演じた小栗旬、学年屈指の頭脳を持つ問題児・菊池善人を演じた窪塚洋介をはじめ、村井国雄役の池内博之、渡辺マサル役の山崎裕太、依田ケンジ役の徳山秀典らが顔を揃えていました。
当時まだ10代半ばだった小栗旬は、本作をきっかけにブレイクへの階段を駆け上がり、現在は日本映画界のトップ俳優かつ大手芸能プロダクションの代表取締役社長を務める地位にあります。窪塚洋介も映画『GO』での日本アカデミー賞最優秀主演男優賞獲得など、圧倒的な存在感を放つ表現者へと成長しました。
彼らがリバイバル版への出演オファーを即座に受諾した背景には、若手時代に反町隆史から受けた現場での薫陶と、深いリスペクトがありました。撮影現場では、26年という歳月を一瞬で埋めるかのような和気あいあいとした空気が広がり、それぞれが成熟した役者として鬼塚の前に立つ姿は、オールドファンにとって感無量の名場面となりました。