ムカデによる被害の多くは、昼間の野外活動時だけでなく、「夜間、自宅でくつろいでいるときや就寝中」という無防備な環境で発生しています。SNSや生活相談プラットフォームに寄せられた実際の被害者の声からは、その生々しい実態が浮かび上がります。
「寝具に入って足先に違和感を覚えた瞬間、火がついたような痛みが走った。シーツをめくると15cmほどのトビズムカデが這い出てきた」「脱衣所に脱ぎ捨てていた靴下を履いた瞬間、足指を噛まれた」といった報告は極めて典型的です。ムカデは夜行性であり、わずか数ミリの隙間からエサ(ゴキブリやクモ等)や暖かさ、適度な湿気を求めて屋内に侵入します。
住宅の気密性が向上したとされる現代においても、エアコンのドレンホース(排水管)、床下の通気口、窓サッシのわずかな隙間、換気扇の開口部などは格好の侵入経路です。寝室やリビングで見失ったムカデを放置することは、再被害の引き金となるため、徹底した物理的排除と防除策の実行が求められます。