韓国で2003年から2004年にかけて放送された韓国ドラマ『天国の階段』の視聴率は、最高で45.3%、平均でも30%台後半という驚異的な数値を叩き出しました。日本でも地上波放送を皮切りに爆発的なヒットを記録し、『冬のソナタ』と並んで第1次韓流ブームの双璧をなす伝説のメロドラマです。
本作の根幹にあるのは、幼なじみとして育った男女の一途な愛と、嫉妬や策略によって引き裂かれる過酷な宿命です。まずは、物語の全体像を把握するために欠かせない天国の階段の相関図と主要な人間関係を整理します。
【『天国の階段』主要人物の相関関係】
・ハン・ジョンソ(チェ・ジウ/子役:パク・シネ):高名な建築家の娘。ソンジュと心を通わせるが、継母と義妹の陰謀で記憶を失い過酷な運命を辿る。
・チャ・ソンジュ(クォン・サンウ/子役:ペク・ソンヒョン):大手グローバルグループの御曹司。チョンソを一途に愛し続ける。
・ハン・テファ(シン・ヒョンジュン/子役:イ・ワン):ミラの実子で画家の青年。孤独のなかでチョンソに救われ、狂気にも似た深い献身愛を捧げる。
・ハン・ユリ(キム・テヒ/子役:パク・ジミ):テファの実妹。ソンジュの愛と地位を奪うため、チョンソを陥れ続ける冷酷な義妹。
・テ・ミラ(イ・ヒャン):テファとユリの実母であり、チョンソの父と再婚した継母。冷徹な野心家。
記憶喪失、事故、出生の秘密、義理の兄妹による禁断の横恋慕、そして不治の病という韓流ドラマの黄金律が濃密に凝縮された天国の階段のあらすじと最終回は、いま振り返っても涙なしには見られません。過酷な試練を乗り越えてようやくソンジュと結ばれたチョンソを襲ったのは、眼球の悪性腫瘍(角膜がん)でした。テファは自らの命を絶って角膜をチョンソに遺贈するという究極の犠牲を払いますが、病魔の転移は防げず、最後はソンジュの腕の中で静かに息を引き取ります。海辺でピアノを弾くソンジュのラストシーンは、テレビ史に残る名場面として語り継がれています。