大手レシピサイトやSNSのコミュニティ、大手食品ECの購入者レビューを網羅的に分析すると、ケールに対する生活者のリアクションには明確な「明暗」が存在することが分かります。
「買って大正解だった」と絶賛するユーザーの共通点は、やはり前述した下処理の手間を惜しまなかった層です。
「子どもがピーマンすら嫌がるのに、粉チーズとナッツを混ぜたケールサラダは『美味しい!』とおかわりした」「レタスのように翌日シナシナにならないので、週末にまとめて洗って常備菜にできるのが最高」といった声が目立ちます。特に、忙しい共働き世帯において「ドレッシングを和えた状態で翌日のお弁当に入れても水が出ない」というタフな葉質が高く評価されています。
一方で、「二度と買わない」と挫折したユーザーの声に耳を傾けると、手痛い失敗パターンが浮き彫りになります。
「キャベツの千切りの感覚で、太い茎ごと細かく刻んでドレッシングをかけたら、苦くて口の中がジャリジャリして食べられなかった」「スムージーに生の葉をドサッと入れすぎて、草の臭いが強烈で飲み干せなかった」という失敗談が後を絶ちません。下処理を省略して従来の葉物野菜と同じ感覚で雑に扱うと、ケールが秘める野性味ある苦味の洗礼を受けてしまうのです。