受験校選びの第一歩となるのが学力指標ですが、武蔵野中学高等学校の偏差値と入試難易度を評価する際は、中学入試と高校入試の構造的な違いを正しく理解しておく必要があります。
大手模試(首都圏模試センターや四谷大塚など)の集計データによると、武蔵野中学校の偏差値は36〜43前後で推移しています。いわゆる難関進学校のような激しい偏差値競争とは一線を画し、小学校時代に過密な受験戦争を経験していなくても、基礎学力を備えていれば十分に手が届く設定です。入試倍率もおおむね1.1〜1.4倍程度と比較的落ち着いており、複数回受験の優遇措置などを活用することで、堅実に合格を勝ち取れる枠組みが整っています。
一方、高校からの外部募集における難易度は、コース編成によって様相が異なります。Vコース(特進系)や選抜コースでは偏差値48〜52前後、進学系コースでは45前後となっており、都立高校の併願先としても広く選ばれています。2026年入試における最新動向を見ても、単願・推薦入試を活用して早期に進路を確定させる受験生が底堅い数値を維持しています。
学費面では、入学金や施設費、授業料を合わせた初年度納入金が約100万円前後となっており、東京都の私立学校の平均水準に収まります。特筆すべきは「特待生制度」の存在です。入試成績上位者や人物面・スポーツ活動で極めて優秀な成果を収めた生徒に対し、入学金や授業料の全額または半額を免除する制度が整備されており、学費負担を抑えて私立の教育環境を手に入れたい世帯から強い支持を集めています。