ユニフォームを脱いで以降、矢野燿大の活動領域はグラウンドの外へと大きく広がっています。2026年現在の主軸は、ABC朝日放送や毎日放送(MBS)を中心としたプロ野球解説と、全国各地で引っ張りだことなっているビジネス・教育向けの講演活動です。
解説者としての矢野は、現役時代の知性派捕手としての眼力と、一軍・二軍監督を歴任した指導者目線を巧みに融合させた語り口で、ファンや球界関係者から際立った評価を得ています。単なる結果論の采配批判に終始せず、「捕手のミットの構え一つで投手の心理がどう動いたか」「ベンチがどのような意図を持ってカウント球を選択させたか」といった、現場にいた者しか知り得ないバッテリー間の機微を明快に言語化する技術は、他の追随を許しません。
さらに注目すべきは、企業経営者や管理職、学校関係者から熱烈なオファーを受け続ける講演会活動の広がりです。公式オフィシャルサイトやファンクラブのスケジュールを見ても、東京や大阪のみならず地方都市へも精力的に足を運んでおり、「個の長所を伸ばす承認マネジメント」や「逆境を跳ね返すチームビルディング」をテーマにした講話は、リピート率が極めて高いことで知られています。受講者アンケートでは「プロ野球の裏話にとどまらず、一般企業の部下育成に直結する生きたノウハウが得られた」との声が多数を占めています。