伏見稲荷の山登りはなぜ後悔する?所要時間と階段数・ルートを徹底解説

伏見稲荷の山登りはなぜ後悔する?所要時間と階段数・ルートを徹底解説

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お山巡りに挑む際、もっとも重要な判断ポイントとなるのが中間地点に位置する四ツ辻です。奥社奉拝所を過ぎ、傾斜のきつい「熊鷹社」や「三徳社」の石段を登り切った先にあるこの広場は、登山客にとって唯一無二のオアシスであり、同時にお山巡り挫折引き返し地点として機能しています。

四ツ辻には、俳優・西村和彦さんの実家としても広く知られる老舗茶屋「にしむら亭」など複数の休憩処が軒を連ねており、名物のソフトクリームや冷やしあめ、きつねうどんを味わいながら息を整えることができます。何より、ここから見下ろす京都市南部の街並みは素晴らしく、「伏見稲荷で最も眺めの良い場所」と言っても過言ではありません。

注目すべきは、山頂の一ノ峰上社神蹟自体には展望がほとんどないという点です。稲荷山の最高峰(標高233m)である一ノ峰は鬱蒼とした木々と鳥居、数万基の「お塚」に囲まれた厳粛な祈りの空間であり、パノラマビューを期待して登ると肩透かしを食らいます。「景色を眺めて爽快感を味わいたい」という目的であれば、四ツ辻に到達した時点で登頂目的の8割は達成されていると言えます。

四ツ辻から山頂を巡る周回コースは、右回り(反時計回り:三ノ峰→二ノ峰→一ノ峰)と左回り(時計回り:御劔社・清滝方面)の2通りがあります。一般的なおすすめは、登り階段の傾斜が比較的整っている右回り(三ノ峰方面から)です。しかし、四ツ辻の時点で「息が上がって足がガクガクしている」「水筒の飲み物が底をついた」「同行者が無口になっている」といった兆候があれば、迷わず四ツ辻から本殿方面へ下山する決断を下すべきです。ここで引き返すのは決して恥ではなく、安全を最優先にした賢明な判断です。

前田 葵
著者

前田 葵

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。