芸能人の熱愛報道が浮上する際、必ずといっていいほど検証の対象となるのが「SNSでの匂わせ行為」です。森本慎太郎と森川葵のケースにおいても、報道直後から過去の投稿や持ち物に対する詳細な検証作業がネット上で展開されました。
ファンの間で取り沙汰された代表例として挙げられたのが、「同日・近接時期における東南アジア風の風景写真や食事の投稿」や「酷似したデザインのアクセサリー・私服アイテム」でした。しかし、これらを冷徹に分析すると、意図的にファンへ誇示するためのアピールというよりは、共通のライフスタイルや流行のファッションを好む2人の自然な嗜好の重なりと捉えるのが妥当です。
熱愛スクープを受けた当時のSNSやファンコミュニティのリアルな反応を分析すると、従来の男性アイドル報道とは異なる特徴的な傾向が見受けられました。
「ショックじゃないと言えば嘘になるけれど、もう20代後半の立派な大人。文春の写真を見ても浮ついた感じがなく、真剣にお互いを大切にしている空気感が伝わってきた」
「ドラマで見せた夫婦の掛け合いが本当に素敵だったから、相手が森川葵さんなら納得してしまう自分がいる」
「グループの仕事にも俳優業にも全力で向き合っている姿を見ているからこそ、プライベートの幸せも応援したい」
かつての「アイドルは疑似恋愛の対象であり、恋愛発覚=即炎上・ファン離脱」という単線的な構造から、「表現者としての努力と誠実さを評価し、一人の人間としての幸福を肯定的に見守る」という、より成熟したファンダム文化への移行が如実に表れた事象であったといえます。