ネット上の口コミや知恵袋等の相談コーナーでは、「とうもろこしは野菜だから毎日2〜3本食べていたら逆に太った」「ヘルシーなおやつだと思って夜食にしていた」という失敗談が散見されます。なぜヘルシーとされるとうもろこしで体重が増加してしまうのか、そこには2つの心理的・構造的な盲点が存在します。
第一の盲点は、「主食(炭水化物)としての認識不足」です。とうもろこしは栄養学的に主食クラスの炭水化物比率を持ちます。普段通りの食事(白米+主菜+副菜)に加えて、サイドメニューとして茹でとうもろこしを丸ごと1本食べてしまえば、単純にご飯を約0.6膳おかわりしたのと同等のエネルギーが上乗せされます。この「野菜枠としての重複摂取」こそが太る最大の引き金です。
第二の盲点は、「調味による見えない脂質の蓄積」です。焼きとうもろこしやバターコーン、コーンドレッシングなど、とうもろこしの料理にはバターやマヨネーズ、砂糖入り醤油が多用されます。炭水化物と脂質の組み合わせは血糖値を急上昇させると同時に脂肪蓄積シグナルを強めるため、素材自体よりも付随する油分が体重増加を決定づけているケースが多々あります。