ネット上の簡易まとめ動画や短尺コンテンツでは省略されがちな、構造的な注意点と誤解を解き明かします。
誤解①:「普通紙に印刷した写真をそのままレジンで固めればOK」
コピー用紙や通常の写真用紙に印刷した推しの写真をそのままアクリルブロックに乗せてレジンを流すと、紙の繊維にレジンが染み込み、油染みのように全体が黒ずんで変色します。紙の写真を使用する場合は、あらかじめ両面を透明テープでラミネートするか、水性ニス・デコパージュ液を2度塗りして表面をコーティングし、レジンの浸透を物理的に遮断しなければなりません。
誤解②:「100均のレジン液ならどれでも仕上がりは同じ」
100均のレジン液には「ソフトタイプ」「ハードタイプ」「ラメ入り」「速乾タイプ」など多様な種類があります。アクリルブロック制作に適しているのは「高透明・難黄変ハードタイプ」一択です。ソフトタイプや低価格な通常タイプを使用すると、硬化後も弾力で歪みが生じたり、わずか数ヶ月で黄色く変色して推しのイラストを台無しにしてしまいます。
誤解③:「気泡はライトで固めれば目立たなくなる」
「小さな気泡くらいなら光で飛ばせる」というのは完全な誤解です。気泡はレジンが硬化する瞬間の熱で膨張し、硬化後は内部に空洞として永久に固定され、光を乱反射させて白く濁った仕上がりになります。照射スイッチを押す前の段階で、ルーペ等を用いて1個残らず気泡を消滅させておくことが、ガラスのような透明感を得る絶対条件です。