冠婚葬祭の現場では、どのようなミスが実際に起きているのでしょうか。結婚式場の元スタッフや葬儀社ディレクター、SNSのコミュニティで報告された実態を検証すると、意外な盲点が浮かび上がります。
大手結婚式場で長年クロークと受付統括を担当した関係者の証言によると、「ご祝儀袋の約1割で、外包みの折り返しが弔事用(上から下へかぶせる)になっている事例がある」といいます。新郎新婦の晴れ舞台で、無意識のうちに不祝儀の包み方をしてしまうトラブルは後を絶ちません。また、受付で中袋を開けて記帳確認を行う葬儀の現場では、「急行したため新札をそのまま香典袋に入れてしまった」「お札の表裏が裏表互い違いに入っていて数えにくかった」という遺族側の困惑の声が知恵袋などの相談サイトでも毎月多数投稿されています。
あるライフスタイル関連の意識調査データによると、「お金を封筒に包む直前、72.4%の成人がスマートフォンでお札の向きを再検索している」という数字も出ています。多くの人が直前まで確信を持てずに作業している実情が浮き彫りとなっています。