早稲田アカデミーの入塾テストにおいて、基準点に達しない子どもたちには共通する明確な原因があります。最大の理由は、「学校の教科書レベルと進学塾テストとの決定的な難易度ギャップ」を把握しないまま無対策で挑んでしまう点にあります。
小学校の単元確認テストは、授業で教わった内容を理解していれば平均85〜90点以上が取れるように作られています。対照的に、早稲田アカデミーの入塾テストは「母集団の学力を適正に選別する」目的で作成されているため、初見の長文読解や思考力を要する応用算数がふんだんに盛り込まれています。塾通いの経験がない児童が初受験した場合、問題文の長さや時間制限の厳しさに圧倒され、普段の実力を半分も出せないまま時間切れになるケースが後を絶ちません。
取材班が大手進学塾関係者や受験生保護者のデータから集約した早稲田アカデミー入塾テストの合格ライン・得点率の目安は以下の通りです。
このように、早稲アカの入塾基準は決して「満点近くを要求するハイレベルな足切り」ではありません。全体の4割から5割を堅実に確保できれば、一番下のクラス(Aクラス/SAクラス)からでも入塾が許可されます。つまり、不合格となった原因は子どもの地頭が足りないのではなく、「確実に正解すべき冒頭の計算や語彙、基本問題を落としたこと」にあるのです。