テーブルに運ばれてきた瞬間、誰もが思わずスマートフォンのカメラを向けてしまう。サクサクとしたメロンパンのような甘いビスケット生地。それを割ると、中からトロリと溢れ出す甘辛いチャーシュー餡。この対比こそが、Tim Ho Wan(添好運)を世界最高峰のカジュアル点心たらしめている最大の理由だ。
毎日厨房で生地を一から捏ね、絶妙な火加減で焼き上げる作業は職人の手作業で行われている。サクッとした食感の直後に押し寄せる濃密な肉の旨味。3個でひと皿という絶妙なボリューム感も手伝い、一回の来店で2皿以上を注文するリピーターも少なくない。