放送から15年以上が経過した現在も、ネット上やサブカルチャーの現場ではこの言葉が生き続けています。ファンコミュニティやSNS上でのリアルな受容実態を追跡すると、興味深い現象が見えてきます。
Yahoo!知恵袋などのQ&Aサイトでは、2010年代初頭から「学校や職場で友人が『エル・プサイ・コングルゥ』と言っているがどう返せばいいのか」という相談が定期的に投稿されてきました。これに対するファンの定番の返しは「機関の者か?」「ラ・ヨダソウ・スティアーナ(※同じく作中の合言葉)」と返すという、一種の共通プロトコルとして機能しています。
また、秋葉原の聖地巡礼スポットやコラボカフェなどでは、店を出る際や乾杯の音頭としてファン同士が自然に交わす挨拶となっており、単なるアニメのセリフを超えた「同好の士を瞬時に識別するパスワード」としての役割を果たしています。意味がない言葉だからこそ、文脈や感情を自由に付与できるという、コミュニケーションツールとしての強度を持っているのが特徴です。