Q1:健康診断で「不整脈の疑い」や「洞性頻脈」と言われましたが、突然死に直結しますか?
A1:健康診断でよく見られる「洞性頻脈」や単発の「期外収縮」の多くは、緊張や疲労、自律神経の乱れによる生理的なものであり、直ちに突然死につながる危険性は極めて低いです。ただし、心電図の波形に「QT延長」や「ブルガダ型」などの所見がある場合や、自覚症状として失神を伴う場合は致死性不整脈のリスクが疑われるため、速やかに循環器内科で24時間ホルター心電図や心エコー検査を受けてください。
Q2:睡眠不足が続くと本当に20代でも突然死するリスクが高まりますか?
A2:明確に高まります。慢性的な睡眠不足(5時間未満)は自律神経のバランスを大きく崩し、交感神経が過剰に興奮した状態を持続させます。これに過重労働のストレスや過度なエナジードリンク摂取、脱水が重なると、心筋への過剰な負荷や潜在的な不整脈の引き金となり、急性心不全や心室細動を誘発する臨床例が多数報告されています。
Q3:目の前で同年代の同僚や友人が急に倒れた場合、素人でも助けられますか?
A3:十分に助けられます。肩を叩いて反応がなく、普段通りの呼吸をしていない場合は、迷わず119番通報と周囲へのAED要請を行い、即座に「胸骨圧迫(心臓マッサージ)」を開始してください。呼吸をしているか迷う場合も圧迫を開始して問題ありません。AEDが到着したら音声ガイダンスに従ってパッドを貼るだけで、機械が自動で電気ショックの必要性を判断します。この数分間の処置によって救命率は50%以上に引き上がります。