春先から初夏にかけて、アスファルトの隙間や道路沿いで見かける鮮やかなオレンジ色のポピーに似た花は、外来種のナガミヒナゲシである可能性が高いといえます。ナガミヒナゲシは極めて強い繁殖力を持ち、細長い実の中に大量の微小な種子を作るのが特徴です。茎や葉を傷つけると出る黄色い樹液には肌荒れを引き起こすアルカロイド成分が含まれているため、素手で引き抜く際は注意が必要です。
野山や土手で見られるオレンジ色の野草を見分ける際は、以下の特徴に着目すると判別がスムーズです。
・ナガミヒナゲシ:薄いオレンジ色の4枚の花びら。中心が黄色く、葉に細かな切れ込みがある。
・ヤブカンゾウ/ノカンゾウ:初夏に土手などで咲くユリに似た花。ヤブカンゾウは八重咲き、ノカンゾウは一重咲き。
・キバナコスモス:葉が深く切れ込み、菊に似た八重・半八重の濃いオレンジ色の花を群生させる。