教育関連の口コミサイトやSNSでは、「福生高校の部活は厳しいのか、それとも緩いのか」という議論がしばしば見受けられます。実際のところ、現場で過ごす生徒たちの受け止め方はどのようになっているのでしょうか。
過去の卒業生や在校生からの声を集約すると、「全国大会を目指して土日も休みなく拘束されるような理不尽な厳しさは一切ない」というのが大方の見解です。一方で「厳しい」と感じる声が出る背景には、以下のような構造的要因が存在します。
- 通学時間と体力の問題:多摩地区全域や青梅・八王子方面から通学する生徒も多く、放課後に週4〜5日運動部で汗を流すと、帰宅時間が19時半〜20時を過ぎる場合があります。中学時代に部活動が緩やかだった生徒にとっては、生活リズムの急激な変化が「厳しい」と感じられる要因になります。
- 自己管理の厳しさ:顧問教員から怒鳴られるような指導ではなく、むしろ「自分たちで考えて行動する」ことを求められるため、自主的にメニューをこなす主体性がないと練習についていけなくなる側面があります。
- テスト期間と部活停止のメリハリ:定期考査の1週間前からは原則として全部活動が活動休止となります。この期間にしっかりと勉強へシフトできる生徒にとっては快適ですが、切り替えが苦手な生徒は学業との板挟みを感じてしまうことがあります。
サッカー部のように顧問が熱心にピッチへ立ち戦術指導を行う部活や、陸上部のように記録向上に向けてストイックに追い込む部活では心地よい緊張感がありますが、それはいわゆる「ブラック部活」のような拘束ではなく、健全なスポーツマンシップに基づく指導です。