小規模な補修や花壇づくりであれば、あらかじめセメントと砂が最適な比率でブレンドされたインスタントモルタルを活用するのが最も確実です。袋を開けてバケツや舟に入れ、規定量の水を加えて練り混ぜるだけで失敗なく使えます。
施工後のクオリティを左右する最後の重要工程が「養生(ようじょう)」です。コンクリートやモルタルは「乾燥して固まる」のではなく、セメントと水が化学反応(水和反応)を起こして結晶化することで硬化します。
打設直後に急激に水分が蒸発すると、水和反応が途中で止まり、表面がボロボロと崩れる「ドライアウト現象」を起こします。施工後はビニールシートで覆って直射日光や風を遮り、夏場であれば適度に散水して湿潤状態を保つことが大切です。人が乗れる初期硬化まで約24〜48時間、設計通りの最大強度に達するまでの完全硬化には約28日間の養生期間を要します。