社会保険料がおかしい?給与天引きが急増する真相と計算ミスの見分け方

社会保険料がおかしい?給与天引きが急増する真相と計算ミスの見分け方

社会保険料がおかしい?給与天引きが急増する真相と計算ミスの見分け方に関する疑問を詳しくまとめました。最新データをチェックしましょう。

Q1:4月・5月・6月だけ残業を減らせば、本当に手取りは増えますか?
A1:手取り額の即効性としては確実に増えます。4〜6月の総支給平均で決定された標準報酬月額は、原則としてその年の9月から翌年8月まで1年間固定されます。この期間の残業代を意図的に抑えることで健康保険料や厚生年金保険料の等級が下がり、手取りの可処分所得は増加します。ただし、前述の通り将来受け取る厚生年金額や、病気で働けなくなった際の傷病手当金の給付日額は標準報酬月額に比例するため、保障面がやや手薄になるトレードオフがある点には留意してください。

Q2:10月の給料から急に手取りが減ったのはなぜですか?
A2:大半の企業が採用している「社会保険料の翌月徴収」が原因です。4〜6月の実績を基に決定された新しい標準報酬月額は「9月分」から適用されます。9月分の保険料を10月支給の給与から天引きするため、10月支給の給与明細で急激に控除額が増え、手取りが落ち込みます。さらに、9月に基本給や各種手当が上がった場合でも、その昇給分以上に社会保険料の等級アップによる控除額が上回り、結果として手取りが目減りする現象が多発します。

Q3:会社の天引きミスが発覚した場合、過去に引かれすぎた分は返金されますか?
A3:法律上、適切に全額返金されます。会社側が標準報酬月額の等級入力を誤っていたり、当月徴収と翌月徴収を取り違えて二重徴収していたりした場合、会社は年金事務所や健保組合へ訂正届(月額変更届の訂正等)を提出し、過大に徴収していた社会保険料を翌月以降の給与で差額調整、または直接口座振込で労働者に返還する法的義務を負います。違和感を持ったまま放置せず、明細の数値と等級表の突合結果を提示して早期に確認を申し出ることが重要です。

鈴木 陽菜
著者

鈴木 陽菜

暮らしを豊かにする便利アイテムや時短アイデアを中心に、実用的な情報をお届けします。