『ひつじのショーン』という作品は、もともと『ウォレスとグルミット』の短編『ウォレスとグルミット 危機一髪!』(1995年)に登場した一匹の羊からスピンオフとして誕生した。巨匠ニック・パークが生み出したこの世界観は、コンピューターグラフィックス(CG)全盛の現代において、職人技によるクレイ・アニメーションの魅力を頑なに守り続けている。
1秒の映像を作るために24コマのフレームを手作業で動かすストップモーション・アニメーションの工程は、途途もない情熱の産物だ。おじさんの表情変化や指先の微細な動き一つひとつに、アニメーターたちの指紋が刻まれている。このアナログならではの温かみこそが、世界170以上の国と地域で愛される最大の理由だ。アードマン・アニメーションズの粘り強い職人魂が、おじさんという不朽のキャラクターに命を吹き込んでいる。