創業者ドナルド・フィッシャーがサンフランシスコで第一号店を開いてから半世紀以上。母体であるギャップ・インクは、SPA(製造小売業)というビジネスモデルを世界に浸透させ、アパレル産業の構造そのものを塗り替えてきた。その中心にあり続けたのが、質実剛健なスウェットパーカーだ。
かつてはスポーツウェアや部屋着の域を出なかったフード付きスウェット。しかし、90年代のスケートカルチャーやヒップホップの台頭に伴い、ストリートウェアの主役へと躍り出た。肉厚なコットン生地、ヘタリにくいリブ、計算されたフードの立ち上がり。質への妥協なきこだわりが、時代を超えて定番であり続ける理由だ。