日本シリーズ下剋上の真相|3位から日本一を掴む勝因と制度の歪み

日本シリーズ下剋上の真相|3位から日本一を掴む勝因と制度の歪み

日本シリーズ下剋上の真相|3位から日本一を掴む勝因と制度の歪みの要点を丁寧に掘り下げてご紹介します。

3位からの下剋上を語る上で欠かせないのが、2010年の千葉ロッテマリーンズと2024年の横浜DeNAベイスターズです。両チームの戦いぶりには、奇跡の一言では片付けられない明確な勝因が存在していました。

2010年ロッテ|「史上最大の下剋上」を導いた西村ダンスと全員野球

2010年のロッテは、レギュラーシーズン最終戦で西武に勝利して辛うじてCS出場権(3位)を獲得しました。この時点でチームのボルテージは極限まで高まっていました。 当時の西村徳文監督が掲げたスローガン「和」のもと、キャプテンの西岡剛や今江敏晃、里崎智也らが結束。当時の選手たちの手記や特番インタビューでも、「最終戦で奇跡的に滑り込んだ瞬間、チーム内の重圧が完全に消え去り、『ここからはすべてボーナスステージだ』という異常な高揚感に包まれていた」と回想されています。 西武とのファーストステージ第2戦では、4点差を追いついて延長戦の末に勝利。続くソフトバンクとのファイナルステージでも王手をかけられながら3連勝で突破しました。中日との日本シリーズ第6戦では延長15回引き分け、続く第7戦を延長12回で制するなど、勝負どころで発揮された驚異的な粘り腰が最大の勝因でした。

2024年DeNA|26年ぶり日本一を掴み取ったブルペン再編と主軸の覚醒

2024年の横浜DeNAは、シーズン勝率.507、貯金わずか2という状況から頂点まで駆け上がりました。阪神を2連勝で下し、巨人を最終第6戦で退けて進出した日本シリーズでは、パ・リーグを圧倒的な強さで制したソフトバンクと激突しました。 下馬評ではソフトバンクの圧倒的有利が囁かれ、実際に本拠地横浜スタジアムで連敗スタートを切りました。潮目が変わったのは敵地みずほPayPayドームへ乗り込んだ第3戦です。 報道陣の取材記録によると、第2戦終了後の宿舎ミーティングで主将の牧秀悟がチームを鼓舞。「このまま終わっていいのか」と結束を促し、筒香嘉智の気迫あふれるプレーがベンチに火をつけました。 さらに、東克樹の負傷からの劇的復帰、ケイやジャクソンら外国人投手の快投、森原康平を中心とするリリーフ陣の鉄壁なシャットアウトが噛み合いました。投打の歯車が完全に狂ったソフトバンク打線を沈黙させ、4連勝という怒涛の展開で26年ぶりの日本一を奪取しました。

松本 悠斗
著者

松本 悠斗

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。