社会現象となったメガヒット作『鬼滅の刃』の公式ファンブック等において、主人公・竈門炭治郎とその妹・禰豆子の出身地が「東京府奥多摩郡雲取山(現・東京都西多摩郡奥多摩町)」と明記されたことで、雲取山 鬼滅の刃 聖地巡礼を目的とする来訪者が定着しました。
作中の第1話で描かれる「深い雪に覆われた山道」「炭を背負って街と山林を往復する過酷な生活風景」は、実際の雲取山の急峻な地形や厳しい冬の気候をリアルに反映しています。物語の原点を感じられる特別な山として、ファンの間で聖地としての価値は今なお色褪せていません。
ただし、アニメの聖地巡礼といっても、平地の街歩きとは次元が異なります。市街地の観光地感覚でスニーカーや軽装のまま入山し、途中で立ち往生するトラブルが過去に散見されました。作品の世界観を追体験するためには、登山靴、防寒着、雨具などの必須ギアを揃え、山岳環境に対する敬意とルールを守った上でアプローチすることが大前提となります。