伊藤かりんの経歴を語る上で欠かせないのが、将棋界との深いつながりです。彼女はNHK Eテレの教養番組『将棋フォーカス』の総合司会を2015年から2019年までの4年間担当。アイドルファンのみならず、伝統を重んじる棋界関係者や熱心な将棋愛好家からも絶大な支持を獲得しました。
彼女が単なる「ビジネス将棋タレント」と一線を画している理由は、実際に日本将棋連盟からアマチュア初段の免状を取得している本物の実力と、将棋界の礼儀作法やプロ棋士への深いリスペクトが根底にある点です。卒業後も日本将棋連盟より「将棋親善大使」を委嘱され、ABEMAトーナメントの司会やタイトル戦の大盤解説会の聞き手、地域普及イベントなどで欠かせない顔となっています。
大盤解説会では、難解な戦況をプロ棋士が熱弁するなか、観客やネット中継の視聴者が疑問に思うポイントを絶妙なタイミングで質問する「聞き手」としての腕前が光ります。棋界関係者からも「伊藤かりんさんが入るだけで、中継全体の空気が和み、初心者にもわかりやすい放送になる」と評価されており、代えの利かないキャスティング枠を築き上げました。