サッカー台周辺のイノベーションを語るうえで外せないのが、はかりや包装機、POSシステムの大手である株式会社寺岡精工の存在だ。
混雑時のサッカー台で最も人をイライラさせるのが、「ロールポリ袋の端がめくれない問題」である。特に指先が乾燥している時、袋を開けるだけで数十秒を浪費してしまう。この日常の小さなストレスを解消するため、同社をはじめとする設備メーカーは、指先を軽く触れるだけで摩擦を生む静電プレートや、ミシン目を引くだけで袋の口が自動的に開く特殊ディスペンサーを開発してきた。
台の天板素材も進化している。以前主流だった冷たいステンレス製から、抗菌・抗ウイルス加工を施したメラミン化粧板や、水滴が溜まりにくい微小エンボス加工の天板へとシフト。カゴが滑らかにスライドしつつ、袋詰め中のバッグは滑りにくいという絶妙な摩擦係数が計算され尽くしているのだ。