過熱する一番くじブームの裏側で、長年議論の対象となってきたのが転売業者による過剰な買い占め問題だ。玩具・フィギュア業界全体としても、本当に商品を欲しがっているファンに景品が行き渡らない状況を危惧しており、メーカーや店舗側での個数制限ガイドラインの強化が進められている。
法的な観点から見ると、一番くじはクジ引きの形態をとっているが、購入者は必ず何らかの景品(末等であってもアクリルスタンドやタオル等)を受け取ることができるため、景品表示法(不当景品類及び不当表示防止法)における「総付景品」または「懸賞」の規定に則って厳密に運用されている。店舗が「おひとり様○回まで」と制限を設けることは私的自治の原則に基づき完全に合法であり、客側が「金を払うのだから買い占めさせろ」と店員に強要することは業務妨害に当たりかねないため、注意が必要だ。